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■国語力向上プロジェクト〜言葉の力を身につけさせていくための取組〜豊明市主任会 |
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1 はじめに |
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豊明市では、子どもたちの確かな学力の向上をめざし、基礎基本の定着とともに、子どもたちの学習意欲の喚起を図り、学ぶ楽しさと主体的に学習していくための授業改善の工夫を進めている。また、少人数指導授業では、「分かる授業」、「楽しい授業」となるようコミュニケーションを大切にした学び合う授業が取り入れられている。さらに、総合的な学習の時間においては、教育活動全体の位置づけと意義を明確にし、全体計画を見直しながら、人と人との関わりを大切にした取り組みがなされている。こうした活動において、少しずつ基礎学力の定着と学習意欲の向上といった成果が見られている一方、共通した課題が浮き彫りになってきた。その一つが思いを伝え合う力としての国語力の育成である。
そこで、平成18年度の主任会において、主任研究として小中学校の連携を図りながら国語力向上に向けて言葉の力を身につけさせていくことの大切さを確認し、市内の全小中学校において読書活動を進めていくこととした。 |
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人と人との関わり方において、円滑なコミュニケーションが求められる一方、子どもたちの情緒力、創造力の欠如が課題とされている。また、時と場に応じた言葉の使い方、受け取り方の違いからの発生する様々な問題からも国語力の向上が求められる。 この国語力の向上には、国語教育と読書活動への取り組みが重要であると考えられる。国語教育については、各校においては国語科だけでなく、他教科においても「聞く力・話す力・読む力・書く力」の指導の重要性を意識した取り組みが進められている。そこで、研究主題を次のように設定し、各校が共通の取り組みとしている読書活動を通して国語力の向上をめざしていくことにした。 |
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「国語力の向上」をめざしていくためには、特に、次の点が課題としてあげられる。 |
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@ テレビ、インターネットなど視覚、聴覚からの情報が多く、本を読むことが少なくなっている。 |
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このような課題は、「読む力、書く力、話す力、聞く力」の4つの力と大きく関わっており、総合的に身につけていくことが必要である。読書活動は音読や黙読、読書感想文、読み聞かせなど各校が共通の課題として具体的に取り組むことができると考えられる。 |
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| 5 国語力向上をめざした読書活動の構想図 | |||||
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(1)各部会の活動内容 ア 教育課程部会の活動 国語力を身につけさせていくための読書活動との関わりを考慮し、国語科の教育課程を編成する。 @ 読書活動と教育課程の関連をあらいだす。 A 読書時間を調査し、問題点と現状を把握する。 B 読書計画をもとに授業実践を行う。 C 授業と読書活動との関連を図る。 イ 小中連携部会の活動 小中学校の国語力向上のための読書活動の連携を進める。 @ 各校の読書タイム等の様子を情報交換し、読書活動を通しての小中連携を図り実践する。 A 9年間を見通した指導として、読書量、読書の質を検討する。 B 具体的な交流方法を検討する。 ウ 読書環境整備部会の活動 読書指導の整備、読み聞かせボランティアの活用、図書館との連携など、環境整備を進める。 @ 読み聞かせの活動を進める。 A 図書館との連携を図り、情報交換と交流方法を検討する。 B 図書館司書と連携し、校内図書整備を進める。 エ 調査資料部会の活動 アンケート調査を行い、読書活動についての調査結果をまとめる。 @ 市の子ども読書推進委員会との関わりを考え学校における読書活動への意識調査を行う。 A 各部会からの調査の集約とまとめを行う。 (2)読書活動の具体的な取り組み ア 学校図書館の整備 ・ 図書館司書との連携を深め、学校図書館の整備の充実を図る。 ・ 市図書館との連携を進め、読み物や調べ学習等の参考図書の有効活用を推進する。 イ 国語科での整備 ・ 各学年ごとに、学習内容に関連した図書への関心を高めていく。 ウ 全教科での読書活動 ・ 国語科だけでなく、各教科の学習内容に応じた読書活動を進める。 エ 読書指導の充実 ・ 読書タイムの効果的な指導方法を工夫する。 ・ 国語の授業、総合的な学習、学活等における読書指導の充実を図る。 オ 読書意欲の向上 ・ 読書意欲を高めるための指導を工夫する。 ・ 読書カードを工夫し、「読みたい」「楽しい」という気持ちを高めていく。 カ 家庭との連携 ・ 家庭における読書活動を勧める。 キ 本の質と量の充実 ・ 学年や個に応じた本の質を高めるとともに読書量の増加を図る。 |
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教育課程部会の活動 <読書計画をもとにした授業実践> 【中央小学校】 「人間の生き方を描いた作品を読もう」 5年生 「マザー・テレサ」の学習後、2時間の読書時間を使って、各自伝記を読み、「心に残った言葉」「それに対する自分の考え」を発表した。約40分間じっくり集中して読書することができ、その後も伝記を読む児童が増えた。
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| <授業と読書活動との連携> | |||||
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小中連携部会の活動 <各校の読書タイムの計画と実践> |
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・お薦めの本の冊子の配布 |
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読書環境整備部会の活動 <読み聞かせの課題と問題点> 小学校での読み聞かせについてのアンケート調査での課題と問題点を類型化すると次の3点に集約される。 |
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<読み聞かせの実践> |
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<図書館との連携と交流> |
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| <読書量を増やす取り組み> | |||||
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貸出冊数をそのまま読書量に結びつけることは難しい。中学校の冊数が少ないのは、試験や部活動で時間に余裕がないことや好きな本を個人で購読していることも原因といえる。 |
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資料調査部会の活動 読書活動に対する教師の指導者としての意識、指導の実態等のアンケートを実施し、分析した。 |
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平成18年度は国語力向上プロジェクトとして、今どんな力を身につけさせていけばよいのかを話し合い、市内小中学校の共通課題として読書力に視点を当てて取り組んできた。今後も次の点について継続して取り組んでいきたい。 @ 読書活動に関わる情報交換を進めていくとともに学校間の連携を深めていく。 ・各校の読書活動の様子や活動の工夫を情報交換することで、読書タイムの進め方、読み聞かせの推進、学校間の連携など、読書活動に積極的に取り組んでいきたい。 A 読書活動を通して、小中学校の連携を具体的に進めていく。 ・9年間のつながりを意識した読書活動の重要性と問題点を確認することができた。今後は具体的な連携方法を検討し、実践へとつなげていきたい。 B 読書活動の時間を確保し、実践を進めていく。 ・朝の読書活動とともに国語科の授業に関わる読書活動の時間の持ち方など読書時間の確保が必要であることが確認できた。学年や個に応じた読書のあり方を配慮しながら、じっくりと読書に取り組むことができる環境をつくっていきたい。 C 読み聞かせを積極的に進めていく。 ・読み聞かせは、「聞く力」、「読む力」と関わってくるとともに、縦割り活動や委員会活動による取り組みによって、思いやりの心やリーダー性の 育成が期待される。また、小学校低学年から本への興味関心を高めていくとともに、「想像する力」「感じる力」の育成へとつなげたい。 D 教師による働きかけを大切にしていく。 ・教師の働きかけが子どもたちの読書への興味関心を高めていくこと、学年や個に応じた読書量のとらえ方や読ませたい本の質を考えていくことが 大切である。教師も子どもたちと一緒に読書活動に取り組んでいきたい。 |
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問い合わせ先 指導室 電話0562−92−1292 |
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